標高が高いだけじゃない。
圧雪の技術で最適バーンは作られる。
雪は天からの恵み。おそらく殆どのスキー場はそう思ってるはず。しかしパルコール嬬恋が立地する群馬県の内陸は本当に「恵みの雪」なのです。そもそも地形的に雪が多く降る場所ではなく、最大積雪もシーズン中120cm程度。なのに4月末までオープンが可能な理由の全ては「人工降雪機」にあります。


昨今は高性能の降雪機が多くなり、ひと昔前に言われていた「−3℃以下」という降雪タイミングの気温よりも高い気温で降雪が可能になりつつあります。しかしパルコール嬬恋の降雪機の大部分はこの−3℃が軸となります。ただパルコール嬬恋の標高はベースで1,500mとかなり高地にある影響と、そもそも気温が低いエリアという事で11月末から夜間の気温が−3℃以上に上がる事は滅多になく結果ほぼほぼ毎日降雪が可能です。

「人工降雪の雪は硬い?」これ、良く言われている事ですよね。もちろんYESかNOでしたらYESです。人工降雪機の雪は通常よりも水分含有量が多く、そのまま固まればセオリー通り硬い雪となります。しかし圧雪の技術でかなりの部分をカバーできるのです。具体的に圧雪車のミル(機械の後ろに付いてる大きな攪拌機)を使って、人工降雪と自然雪をうまくブレンディングするのです。

雪がアイシーになる可能性として、気温がとても大きな要因となります。しかしご存知の通りパルコール嬬恋はシーズン中、日中の気温がプラスになる事はほぼないので表面が解ける事は少ないです。もちろん太陽光が当たる場所は表面気温がプラスになる時もあるのですが、東斜面主体のパルコール嬬恋では割合的には少ないのです。圧倒的な圧雪技術と天候が夢のようなバーンを作り上げるのです。
4/6をもちまして今シーズンの冬季営業を終了いたしました。